店長日記

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小西園サンふじ20150629

本日の畑の様子です。

適正な着果量に制限してあります。ひとつひとつの果実が充実するように、およそ葉80枚に1果実まで制限しました。

小西園サンふじ20150629

日に日に大きくなります。

今のところ、順調すぎるくらい順調ですね。

暑い中でスタッフ一同大急ぎで作業中!

今年も美味しいりんごに成熟するよう心を込めて。

園主黒岩の作業の様子です。

もちろんですが、こんなに素早い作業はできません。

アイフォンのタイムラプス動画です。

じゃんじゃん落としているのがわかりますでしょうか?

良い果実になるものだけを残して、さらに適正着果量に制限していきます。

この季節はこんな恰好で仕事していることが多いですね。

私は視界が狭くなるのがとても嫌なのでツバ付の帽子は使いません。

頭にはタオルを巻いて、顔には日焼け止めを塗っています。

小西園の看板犬

園主が帰宅すると決まって挨拶にくる小西園の看板犬?のチョビです。

こうやって甘えてきてくれると、ホッコリしますね。

小西園ポロシャツ

先日いただいた小西園ポロシャツ着て仕事してます。

自分の写真はあまりないのですが、こうやって見ると焼けてますね。黒い!

日焼け止め塗っているのですが・・・。

サンふじ幼果

今年は花の季節の天候もこれ以上ないほどよく、ツツハナバチくんたちもせっせと働き、加えて人口受粉もしっかりやっているので、結実が本当に良くて、摘果に時間がかかっています。

あと少しで終わりますが、重みで枝が垂れ下がってきています。

梅雨です。雨もよい程度に降っているので、果実肥大は進みます。当然重くなります。

支柱を建てたり、ロープで吊ったりしながら進めています。

早く軽くしてあげたいですね。

近頃は大気の状態が不安定です。雨は平気なのですが、雷が怖い。雹も心配です。

それ以外はりんご畑は最高に気持ちがいいですよ!

 

数日前に梅雨入りして良い程に降水もあります。

どんどん大きくなります。雨のあとは特にのびます。

みていて面白いですよ。

6月12日から2泊3日で浜松の一緒に勉強している仲間を訪ねてきました。

生のカツオが美味しい季節ということでカツオツアーです。

そこで、最高のオモテナシをいただくという経験をしたのです。本当にすごい!感激!

 

まず、ホテルに迎えに来てくれたアイディール社長の内山さん。

こんにちは!お世話になります!ってよく見ると

あれ?小西園のロゴ入りポロ??? なにそれーーーっ!

もうこの時点で泣きそうになりました。

懇親会会場に集まってきたアイディールの高橋君も

めっちゃいい子です!本人の意識の高さと、内山社長の育て方が素晴らしい!体育会系常に周りに気配りを忘れない!素晴らしい若者です。

ちなみにバックは

これはレアなロゴです。

よくよく聞いたら、私が以前やっぱり同じ会で勉強しているタオル屋さんにロゴのデータを渡したことがあって、内山さんは今回のためにタオル屋さんからデータをもらって作ってくれたそうです。仕込むにもここまでやるか?こんな素晴らしいオモテナシって経験したことなかったのです。

さらに前週に長野であったとき、小西園のスタッフの人数をさりげなく聞いておいて、スタッフ全員分プレゼントしてくれました。

 

内山さん、感動しました。本当にありがとうございました。

 

そして生のカツオです!

信州では生のカツオを食べることがありません。さっぱりしているのにこくがある!何だこれは!

さらに食べたいって言っていた生シラス

シラスご飯の上に生シラス。生シラスonシラスご飯。もちろん初めていただきました。これはたまらない美味しさです。

これらは浜松三星の川田さんが特別に手配してくださったそうです。

鮮度がよいものは浜松でもなかなか手に入らないそうです。川田さんには今回お目にかかることが出来ませんでしたが、とてもありがたく思います。ありがとうございました。

朝一番で浜松三星さんまで受取りに行って食べやすく切ってくださって、すぐ美味しく食べられるよう何種類も薬味を用意してくださって、極めつけはおろし金を持ち込んでニンニクをその場でおろして下さった渥美さん。美味しく食べるためにそこまで尽くしてくださって、感激しました。ありがとうございました。

とっても美味しかったです。

このあたりから、オモテナシのレベルの高さにただ敬服していました。

2次会は浜松といえば餃子!

 地元の人でもなかなか入ることができない人気餃子店に連れて行ってくれました。

 12人で150個完食。おなか一杯でも美味しくいただきました。

 

2日目はゴルフ組と観光組に分かれて夜再度集合。

浜松名物の黒はんぺん

 やっぱりうまき

 遠州焼

 そして浜焼きです。

 このボリューミーなサザエは絶品でした。

 もうすでにお腹一杯ですが、別れを惜しむように3次会はラーメン

 トッピングのコーンは甘々娘(かんかんむすめ)というものすごく甘いコーンです。

甘々娘を食べさせたくて連れて行って下さいました。お腹一杯にも関わらず完食!

 

オモテナシの数々に感動し続けた二日間でした。

 

そして昨日、長野に帰る4名で昼食は浜松で大人気の炭火焼きレストランさわやか

前日に教えていただいて、早くいかないと待ち時間が長くなるとのこと。11時に入ったらすぐに席に着くことが出来ました。げんこつハンバーグをレアで、ソースはオニオンソースと聞いていたのでそのままオーダー。

生肉ですね。とても美味しかったです。

長野に帰る私たちのスケジュールを考えて、案内してくれたのです。

 

本当にすべてにおいて、お気遣いいただきました。

お忙しい身でありながら2日間お付き合いいただいた杉山さん、いつもありがとうございます。

3号北原さんの面倒見の良さは感心しました。すごい!本気で部下を思う社長のもとで活躍されていることを羨ましく思います。

餃子を30個も食べた小倉さん、楽しかったです。

話題のドローンからの空撮動画を見せてくれた平井さん、欲しいかも?

名古屋から参加してくださった山下さん、いろいろ教えていただいてありがとうございました。

長野から同行した恭子さん、矢澤さん、やえちゃん、こたきさん、お世話になりました。

今回は浜松の仲間に会いにいくことが本当の目的でした。会いに行って最上級のオモテナシをいただいたのです。もちろん会話の中では仕事の話もできましたし、大いに親睦を深めることもできたのです。

心から感謝しつつ、オモテナシとはこういうことなのか!と敬服して帰路につきました。

 

浜松でお世話になった皆様、心から感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

 

 

果低部のくぼみができてきました。ますますりんごらしい形になってきます。

今のころは細胞分裂が盛んです。

雨が降らなくて乾燥していましたが、灌水を行うことで、その2日後くらいには二回りほど大きくなっているのがはっきりわかります。

自重で下を向き始めました。どんどん大きくなります。

開花期の天候にも恵まれ、結実は極めて良好!

種がたくさん入っている果実は養分をたくさん引っ張るためよいりんごになります。

この時期にすでにりんごの良し悪しはっきりわかります。

よいものだけを残し、さらに場所が悪いもの、形が悪いものはどんどん落としていきます。

 

今年の枝の伸長もあと少しで止まります。枝の先に来年使う花芽が形成されます。

雨が全く降りません。

この季節は一次肥大の大切なステージ。

土壌中水分がないと細胞分裂も進みません。

私たちだって喉がかわいていたらいいパフォーマンスできませんからね。

 

というわけで、

灌水始めました。

時間をかけてゆっくり地中にしみこませます。

りんごらしい形になってきました。

みるみる大きくなります。

結実して上を向いていた状態から、間もなく自重で下がりはじめます。

我々は大急ぎです。

りんご畑での作業中、ずっと地元のラジオを聞いています。

信州にはSBCという局があり、平日は毎日「坂ちゃんのずくだせえぶりでい」という超地元密着番組を放送しています。

スタッフはみんな坂ちゃんのファン。

知り合いがレポーターとして登場することもしばしば。近所の先輩が電話で番組に参加することもしばしば。

地域の情報というものは、聞いていてとても楽しいし、連帯感も生まれますね。

イベント情報など聞いていると、行きたくなってしまうのが問題ですが・・・。

 

「坂ちゃんのずくだせえぶりでい」といえば・・・

6月12日(金)は信州なかのバラまつり会場から公開生放送。

坂ちゃんと恵子さんをより身近に感じるチャンスです!

お近くの方も、そうでない方も、是非いらしてくださいね。

園主黒岩も実行委員会としてお出迎え(しているかも)。

待ちに待ったたけのこの季節がすぐそこに来ています。いや、ほとんどの方が思う筍ではないのです。

当地でたけのこと言ったら、ネマガリダケのこと。細くて軟らかな食感。甘い風味。たまりません。

焼いてもよし、煮てもよし。定番は何と言っても味噌汁です。

説明しても大抵の人が「?」と思うのですが、缶詰のサバの水煮を一緒に入れます。サバの脂との相性は何とも言えません。私にとっては「地元の味」「お袋の味」ですね。

実際、私が東京で大学に通っていたころ、何かの用で上京した母がポットに入れて持ってきてくれたことがありました。私が「故郷」という存在を意識した初めての経験が、母のたけのこ汁だったのです。

地元志賀高原では今年もたけのこフェアが開催されます。

機会がありましたら是非、採れたてのネマガリダケを堪能しにいらしてください。

 

志賀高原観光協会ホームページはこちら

園主黒岩です。

うかつにも風邪をひいてしまいました。熱、鼻水、咳、だるさ。まさに風邪の症状オンパレードです。

昨日の朝、気合を入れて畑に行ってみたものの・・・。妻とスタッフさんにお願いして休ませてもらっています。

当然ながら食欲もまるでなし。

そんな時は、リンゴジュースを飲むことにしています。

おかげさまでリンゴジュースは売るほどあります。

静養して2日目。明日には畑に出れるように、しっかり休んで治します。

大阪で大変有名なエステサロン エステティックトミナガさん

社長さんはそうりゃーもうーってくらい美人さんです。

私どもの森のりんごを大変気に入ってくださって、会社のブログ『冨永雅代さんの美肌メソッド』で紹介して下さいました。

冨永さんのブログは美しさだけでなく、健康についてもわかりやすく書かれていて、見た目には無頓着な私でも読ませてもらっています。

 

「美人も飲んでるリンゴジュース」

「美人は飲んでるリンゴジュース」

「美しい人は知っているリンゴジュース」

こんな宣伝ありかなぁ(笑)

 

冨永様、ありがとうございました!

 

 

園主黒岩です。

私が卒業した中学校の同期同窓会が開催されました。

手作り感満載で、会場は町の文化センター。

料理、飲料など全て町内の業者さんにお願い。手書きのネームプレート。

そして締めは校歌斉唱!

私も昨年から実行委員会に参加させてもらって楽しく過ごしていました。

東京、名古屋など、遠くはサンフランシスコ!からの参加もあり、集まってくれた懐かしい友人たちに感謝です。

同期卒業300名くらいいた中で、70数名が集まることが出来ました。

またやるよ。欠けることなく、もっとたくさんの人たちで集まりましょう!

花びらが落ちて、結実している幼い果実は一日に1mmくらい大きくなっています。

花柄が太くなってしっかりしてきました。

私どもは摘花という作業です。

りんごは一つの花そうに5から6の花をつけますが、良いりんごになるのは中心の花だけ。

他は全部落とします。

必要のない場所にある花そうの花は全て落とします。

 

作業前の状態

 

そして作業後はこうなります。

 

果実にする幼果に十分に栄養が行くように、必要のないものは落とすのが主な目的になります。

細胞の数が多ければ多いほどよい果実になります。細胞の数が増えるのは夏までです。その後は増えた細胞ひとつひとつが大きくなることで果実の肥大は進みます。つまり、細胞の数を増やすことが出来ない果実はその後よい果実になりません。

細胞の数を増やす間に制限してあげなければならないのです。だから待ったなし!

頑張ってます!

そうそう、花を落としてしまった花そうは来年のりんご作りに使う枝に成長させて花芽を作ります。

今年の仕事は、今年収穫する果実を作ることと、来年使う花芽を作ること。

今年のことだけ考えていたらいけないんですよね。

ですから、今年実らせる果実の花芽は昨年作ってあったものなんです。

 

今年の果実のために、そして来年使う花芽のために。急げ!急げ!急げ!

そんな思いで作業しています。

 

別の角度の写真も付けます。

作業前

作業後

先般来ここでも書いているように、今年は花が早くステージの進みも驚くべくスピードです。

一昨日まで受粉の作業をしていましたが、早いところは額立ち(がくだち)が始まりました。

花を支えている額が、結実すると太くなって上を向きます。結実している証拠です。花が咲いてから天気も良く結実は良好と言えます。

いよいよ摘花の開始です。

この状態でもよいりんごになるものと、そうでないものが大よそわかります。形や着果位置で判断します。

いまのところ新葉の光合成は弱く、前年度枝に蓄えた養分で成長していますが、着果した花同時の養分競合が始まります。

あと少しで光合成も盛んに行われるようになりますが、養分競合はずっと続きます。

ひとつひとつの果実を充実させるために、必要のない花は落としていきます。

忙しくなります!

忙しいのが大好物の園主はワクワクしています。

りんごの花が咲き、受粉作業真っ最中です。

こんな感じ。持っているのは通称「ダチョウ君」

ダチョウの羽を束ねて埃払いのようになっています。

 

りんごは他の多くの果樹と同じように、自分の花の花粉では結実しません。DNAが同じだから。

※以前品種が一つの命であることを書いたブログ

他の品種の花粉がなければ新しい命(種)をつくることはありません。種がつかない花は落ちます。果実になることはありません。

そこで受粉という作業が必要になります。他の品種の花粉をメシベに乗せるイメージです。

 ダチョウの羽は、非常に細かな毛で花につけると花粉たくさん付きます。

「ふじ」の受粉を行う場合は、受粉樹と呼ばれる、なるべくDNAが遠い品種の花にダチョウ君をこすり付け、その花粉をたっぷり含ませます。当園には「王林」という品種があり、受粉樹としては極めて有効です。人気の「ぐんま名月」という品種もありますが、片親が「ふじ」ですのでDNAが近くあまり適しているとは言えません。「王林」の花粉をふんだんに含ませたダチョウ君を「ふじ」の中心花めがけて当てていきます。

りんごは一つの花芽から5~6の花が付きますが、栽培では中心花だけを使います。他の花は結実していても落とします。であれば中心花だけに受粉したらよいようにも思いますが、ある程度の面積で栽培していると効率が悪く、花に受精能力がある間に受粉作業が間に合いません。後から側花(中心花ではない花)は落とすことが分かっているのですが、とにかくダチョウ君で一気に進めます。

そうなんです。後のことは考えず結実確保が最優先。だって結実しなきゃりんごにならないのですから。

花粉は生命力があって、前年の花粉を乾燥させてから冷凍すると、翌年も使えます。小西園では生樹の花粉をふんだんに使い、補助的に冷凍花粉も使います。

 

 そして心強い味方たち

やっと写真が撮れました。初めてです。そーっと近づいて、パチリ。

マメコバチくんたち!訪花昆虫は花粉を集めるとき、いろんな樹に行きます。他の品種の花粉を運んでくれるのです。

結実確保の補助的に使っています。そう、使うのです。つまり我々が管理している。

人口のハチの巣を設置して、生殖活動をしてもらいます。そこで結果的に結実確保の安定にひと肌もふた肌も脱いでくれるわけです。ハチは暖かくなると活動を始めてしまいますので、その巣を暖かくなる前に冷蔵庫に入れます。生殖活動の最盛期がりんごの花に合わせるように、ソメイヨシノが八分咲きの時に畑に設置します。

受粉作業はカレンダーで決められません。毎年の気候条件によって開花の時期がずれるからです。そして開花して受精能力がある期間は限られています。その間の天気、気温、湿度も結実確保の精度に関わります。この季節、私たちは雨がとっても怖いのです。雨は花粉を固めたり流してしまうし、ダチョウ君が濡れてしまったら受粉作業もできません。幸い今年の環境はとても理想的。

一つの果実にたくさん種が入っているりんごは、よいりんごに成熟します。種が「養分ほしい!養分運んできて!」という信号を出しているからです。

りんごづくりにとっても大事な受粉作業(結実確保)なのです。

さ、明日も朝から受粉日和。よいりんごにするため頑張ります!

ゴールデンウィーク・・・。今年は休みなしです。ごめんね、子供たち。

 

 

りんごの花です。とてもかわいい花です。

程よい香りで気持ちいいです。

りんごの花芽は混合花芽と言って、花と葉が一緒に出ます。

桃や桜などは、展葉してから花が咲くため、桜や桃のように花だけということはありません。

新緑とほとんど白い淡いピンクの樹は、見ているだけで幸せになります。

明日あたり満開でしょう。いよいよ受粉作業の開始です。

私どもは技術者でもあるため、この季節を待っていました。ワクワクのスタートです!