お盆

お盆ですね。

当地は観光地ですので、観光客で賑わっています。もちろん帰省されてくる方もとても多いので、本当にどこもかしこも込み合っています。買い物しようにもレジも大変。

 

13日に迎え盆、16日には送り盆ですよね。当地ではお盆と言えば仏壇に提灯をだし、お墓まで送り迎えします。お墓参りではありますが、事前にお墓の掃除は済ませておいて、当日は送り迎えだけを行います。お墓では樺を焚き、ロウソクを灯し、お花やお線香をお供えするのです。大事なのはそこで焚いた火を提灯のロウソクに移して持って帰り、家の仏壇の提灯に移します。ご先祖様はその火に宿って家に戻ってくると言われています。そして家に着くと門の前で迎え火もします。この火もお墓から持ってきた火を使います。

今日は家族全員の都合がよかったのでみんなでお迎えに行くことが出来ました。

黒岩家では黒岩家のお墓の他に、もう一か所管理しているお墓があります。どこの何方のお墓なのかわからないのですが、もう何代も前からそのお墓は黒岩家で管理すると決まっているのです。お寺さんに聞いても誰に聞いても何方のお墓なのかわかりませんが、相当古い時代に縁があった方なのかもしれませんね。

この提灯は不幸があると新盆の時に親族が用意してくれるものです。したがって、ご先祖様の数だけ対であるわけですが、当然出しきれませんので、私の祖父母、父の新盆の時に頂いたものだけにしています。蔵の中にはまだたくさんあるようです。見たこともないけど…。

ちなみに送り盆の時は、全く逆のことをします。仏壇でロウソクを灯して提灯に移し、その火で送り火を焚き、お墓でロウソクを灯します。

 

さて、お盆なのですが、小西園では仕事しています。とにかく降水が異常に少ないので灌水をしているのですが、設備を移動させるので、5時間回して別の場所に持って行ってまた5時間、そんな感じです。今日は通り雨が2回ありましたが、ちょうど作業している時間でした。ずぶ濡れになって、灌水しなくてもいいかな?なんて思っていたらすぐに雨は上がってしまって。こんな干ばつは初めて経験します。本当にね、お盆に仕事したのは私が小西園に入ってからは初めてです。

迎え盆の時間に降ってなくてよかったよ。